思い出を受け継ぐ家
 今回、訪れたのは銚子市の石橋様邸。銚子漁港の程近く、古き良き港町の面影を残す住宅地の一角に建つ。ビルトインガレージや2階のリビングなど細長い敷地を上手く活かした素敵な家だ。関東大震災の翌年に建築したという築83年の歴史ある家を建替えた。ご主人は勿論だが、それ以上に亡きお父様が、この家に強い思い入れがあったという。「だから、ただ壊して建替えるのではなく、古い家の材料を極力残したかったんです」とご主人。実際、古い梁を勾配天井の化粧梁や玄関の敷台に、障子の桟をパーテーションに造り替えたりと、新しい家の随所に使っている。そして2階にあるリビングは梁をむき出しにし、天井が高く開放感があり心地良い。ご主人は「古い家もそうでしたが、普通の家は天井を塞ぎますよね。以前からもったいないなぁと思っていたんです。こうした事で、開放感があって風通しも良く最高ですね」と満足げだ。こんな素晴らしい家に住んだ奥様の感想は?「とにかく掃除が楽なんですよ」と嬉しそうに教えてくれた。聞くと、掃除は一週間に一回だという。「それでも全然、埃がないんですよ。マイナスイオンの効果なんです」なるほど空気がおいしい訳だ。お母様は「自然の木が気持ちよくて、健康に良いなというのをいつも感じています」と話す。杉の無垢の床、珪藻土の壁などの自然素材とマイナスイオンがいっぱいの新鮮な空気、これは長生きしそうだ。83年という長い歴史と家族の思い出を受け継いだこの新しい家で、石橋様ご家族はこれからもたくさんの歴史を刻んでいくだろう。


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